2012年12月9日日曜日

年明けうどん@香川

さて、前回香川の年越し蕎麦事情を書いたが、

今回は

「年明けうどん」



昔からの風習ではなく

さぬきうどん振興協議会なる、県内の業者団体が、

2009年から仕掛けているムーブメントである。

年明けうどんのHPもある → http://www.toshiakeudon.jp/#



ネット上にある情報を総合すると、

うどんの消費量拡大を狙った業界が、新たな消費機会を狙って創設したものだ。


一応簡単なルールがある。





これらをクリアしていればいい。

賛同する店は香川に限る訳ではなく、全国からの参加も増えているとある。



年内では徐々に定着してきており、年明けうどんを設定しているお店は、

ざっと見て四分の一から、三分の一くらいだろうか。


多いと言えば多い、少ないと言えば少ない微妙なラインだが、徐々に増えてきているようには思う。


県内のうどん屋さんは、うどんと余りにも密接なので、うどんをもり立てよう、という観点があまりない。

従って、単に新メニューの設定が面倒くさい、と捉えてる場合もあるようだ。


むしろ、県外の讃岐うどん屋さんの方が熱心かも知れない。





さて、今回サンプルで取り上げたのは、私の神棚設置の師匠である(笑)、

高松の「三徳」さんの以前の年明けうどんである。



炙った鯛。もちろん目出度い。

それに、大根と人参で作った水引。

勢いの象徴のタケノコの水煮をアレンジした一品。


見た目と言い、コンセプトと言い余りにも素晴し井のでチョイスしてみた。

三徳さんには、板前が勤務しているので、こんな細工もありなのである。

こんな遊び心と余裕を持ってやってくれれば、

お客としては嬉しいし、単純に面白い。


裏事情は色々あるだろうが、もっと普及したら面白いぞ、と単純に思うのである。